猫背姿勢と慢性痛症状の関係

猫背姿勢が引き起こす症状を、実例を元にご紹介させていただきます。
慢性的な頚部痛、腰痛を訴える方の大半は、前重心の姿勢になっており、下記の図の左側2つの様な姿勢になっている方が多いように思われます。

猫背姿勢になると、下部頚椎・下部腰椎が圧迫され、神経の圧迫や、筋肉の異常な緊張を引き起こし、痛みや痺れの原因となります。
加えて、肩が内旋する事で胸部が圧迫され、肺や心臓等の臓器を圧迫し、内臓の機能の低下を引き起こします。

この様な姿勢の方は、一般的に、胸筋と腿裏のハムストリングの筋肉の硬さ、背筋群・大臀筋の機能低下、腹圧の低下を引き起こしている事が考えられます。
一番右側の絵は、骨盤がしっかり引き上がり、頭から足まで一直線に伸びています。
上記の絵でなぜ骨盤を強調したかというと、骨盤の位置関係で猫背姿勢になるか、正しい姿勢になるかが決定されるからです。

この事から、猫背姿勢の施術において、肩甲骨周りや背中をほぐしたり、矯正しただけでは根本的な姿勢の改善につながりません。

先ずは骨盤を正しい位置に矯正し、その次に肩甲骨周りや首肩周りを矯正していきます。
姿勢を分析する事で、問題点を把握できます。
どの筋肉が硬くて、どの筋肉が機能していないかを明確にして、問題点を考慮したプログラムを作成し、実行する事で正しい動作や姿勢を学習できます。
姿勢矯正のプログラムは、私が行う手技療法と、患者様にやって頂く運動療法で構成されています。

長い間かけて培われた、猫背姿勢を変えるのは容易なことではありません。
しかし、しっかり続けて頂くと個人差はありますが、2ヶ月程で正しい姿勢を意識した動作がとれるようになります。

(30代女性)

他の治療院や医院で検査やアプローチを受けたものの症状に変わりがなく、長い間、慢性的な腰痛症状に悩まされ来院されました。
来院時の腰部の痛みのレベルを数値で表すと、10段階で7~8だと言われ、座っている時や、仰向けになった際に痛みが強くなり、腰部から右脚にかけて痛みや痺れがでると言われました。
上記の左側の写真をみると一見、真っ直ぐ立っている様に見えますが、赤い中心線から身体が大きく前に突き出ている事がわかります。
本来であれば青い点が赤い線上にないといけません。
前傾姿勢になり、頭部の位置も大きく前方に移動している事がわかります。
成人の頭の重さはボーリングの重さほどあり、その重たい頭の重心を立て直すために、首~腰部、臀部~下肢の背面の筋肉が緊張している事が、上記の写真からみてとれます。
特に、テコの原理が働き、下部腰椎周りの筋肉の緊張が一際強くなっています。
腰部痛を訴える方に非常に多い姿勢のパターンです。

週に1回、全10回の姿勢矯正の施術と、日々姿勢矯正体操に取り組んでいただきました。
プログラムを受けた後の姿勢が上記右側になります。
猫背が解消され、足先から頭まで一直線に安定した姿勢になっています。
バランスが良くなると、腰部の負担は以前に比べ減少します。
プログラム終了から1ヶ月後、痛みのレベルを確認したところ10段階で表すと1~2で推移しているとの報告をうけました。
2ヶ月後のチェックでは0~1.5の値で推移しているということでした。
慢性腰痛症状のコントロールがしっかりできている状態です。
慢性的な腰痛症状に対して『完治』というフレーズは適切ではないと考えています。
痛みの原因、問題箇所を明確にし、正しい身体動作を学習し、生活習慣を改め、症状発症のリスクをコントロールすることが重要です。
身体に必要なストレス、不必要なストレスを理解し、不必要なストレスを減らすことで、高い割合で腰痛症状発症のリスクをコントロールできます。
今まで、マッサージや施術を受けて症状が回復しない方、お気軽にご相談下さい。
当院は一人一人の患者様に対して、最善を尽くすため完全予約制にて施術をおこなっております。
予約状況によって、当日予約をお受けできないこともあると思いますが、ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。

※写真、情報の使用は患者様のご了承を得て使用しております。


TEL: 03-6459-2559

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